1.認定率 新築の一戸建て住宅の 4戸に1戸 が長期優良住宅 「長期優良住宅」の認定制度が開始されて3年近くになりますが、安定基調で推移しています。 全国の新築一戸建て住宅に占める長期優良住宅の認定率は、制度開始 (2009/6) 以降の月次ベースでみると、住宅エコポイント終了の影響で、 住宅着工に駆け込み需要のあった2011年7月には、震災の影響もあり、認定率は30%近くにまで上昇しました。 その後は落ちついてきており、概ね25%程度で、新築一戸建て住宅の4戸に1戸が長期優良住宅の認定を受けている状況となっている。
2.制度運用開始からの累計 (平成24年8月時点) (1) 一戸建ての住宅 302,010戸 (2) 共同住宅等 7,962戸 (3) 総戸数 309,972戸 このうちプレハブ建築協会の会員による認定戸数は平成23年9月時点で累計21万800棟となっており、約2/3以上が大手住宅メーカーによる提供 となっている。
3.既存住宅への長期優良認定制度の基準案 3段階評価、更新制の導入検討 国土交通省は本年度内に、既存住宅の長期優良認定制度の検討をスタートする方針だが、認定基準を新築と同様、 劣化対策、 耐震性、 維持管理 ・ 更新容易性、 省エネルギー対策 の4つを基本項目に設定し、3段階 (s、a、b) で評価する案が浮上している。 例えば、新築と同一基準をクリアすれば s 、長期優良として最低限の基準をクリアすれば b と認定する。 さらに、新築に比べ評価の確度が低くなるため、劣化状況を確認するための 「 認定の更新制 」 の導入する案も示されている。